ゲスト:骨盤矯正の専門家 吉原祐樹さん 【COMI×TEN by ザクロ屋】
毎週火曜日11:00~11:25 ON AIRのコミュニティラジオ天神 <COMI×TEN> FM77.7MHz では、毎回、素敵なゲストをお招きし、ナチュラルでオーガニックな食&ライフスタイルの提案と内側からキレイになれる美や健康などさまざまな情報を番組の中でご紹介しています♪♪
2018年5月29日(火) 放送のCOMI×TEN (コミてん) には、骨盤矯正の専門家 よしはら整骨院の吉原祐樹先生をゲストにお招きして、「梅雨の時期と痛みの関係」についてお話していただきました。
梅雨になると「痛み」が出るのはなぜ?
雨の日は、ジメジメしていて、お出かけも億劫になったり、何となく気分もすぐれないという方も多いと思うのですが、梅雨の時期は、特に調子が悪くなる人が多いようです。
コミュニティラジオ天神<COMI×TEN>のゲストにお越しいただいている『よしはら整骨院』の吉原祐樹先生のところにも、梅雨入りした途端にお問い合わせの電話が増えたそうです。
古傷が痛む。
以前のヘルニアが痛い。
膝がズキズキする。
頭痛がひどくて薬が効かない。
ギックリ腰になった。
首が寝違えた。
そんな経験をお持ちの方も多いと思いますが、「梅雨」になると、なぜ調子が悪くなるのでしょうか?
低気圧が「痛み」の原因?!
『よしはら整骨院』の吉原祐樹先生のお話によると、梅雨になると、低気圧の日が多くなって雨が多くなるのですが、低気圧の日が多くなると「痛み」が出やすくなるというお話でした。では、なぜ低気圧になると、「痛み」が出るのでしょうか?
「痛み」と陰陽の関係?!
低気圧と痛みの関係性は、中医学の「陰陽五行」の理論で考えてみるとわかりやすいのです。高気圧の時は「陰陽」で考えると「陽」の性質で、「陽」の性質の特徴は、上昇、拡張、遠心力、明るい、温まる、暑い、乾燥、硬い etc...などです。
反対に、低気圧は「陰」の性質を持っていて、「陰」の性質は、降下、収縮、凝固、求心力、暗い、冷える、冷たい、湿気、柔らかい etc...などが特徴です。
梅雨の時期は、季節的には「陰」の性質が強く、人の身体も「陰」に傾きやすい時期と考えられます。
体の水分量と「痛み」の関係?!
吉原祐樹先生のお話では、私たちの身体はほとんど「水分」でできており、成人男性で体重の60%、新生児で約80%が「体液」とよばれる水分でできているため、梅雨入りして雨が多い季節は、低気圧で気圧も低く、「陰」の性質が強くなっているため、体の中にある水分が膨張して、それが関節を圧迫することによって、体のさまざまな部分に「痛み」を感じる方が多くなるということでした。
体の痛みと「気圧」の関係
天気予報で「関節痛注意報」というものがありますが、聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは気象庁のホームページに公開されている「気圧」「気温」「湿度」のデーターをもとに、関節の腫れや痛みとの相関関係を統計学的に解析して出される注意報で、低気圧で気圧が低い時ほど関節の腫れや痛みが悪化しやすいことを示してくれるものです。
体に与える?!天気の影響
私たちの身体は、日々、天気の影響を受けているため、関節リウマチ、頭痛、腰痛など慢性の痛みをもつ方にとって、梅雨の時期は「痛み」がひどくなり、辛い思いをされていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
ラジオ番組の中で吉原祐樹先生がおしゃっていたように、「痛み」に影響する一番の大きな要因は「気圧の変化」で、低気圧になると、体の中の水分が膨張し、中が袋状になっている関節も同じように膨張するため、関節ヘルニアや膝の痛み、腰痛などの「痛み」やが生じやすくなってしまうようです。また「気温」が下がることも「痛み」を引き起こす大きな要因になってしまうそうです。
体の痛みと「気温」の関係
気温が下がると、なぜ「痛み」が出やすくなるのでしょうか? それは、気温が低下することで血管が収縮して関節周辺の血液やリンパ球の流れが悪くなり、疲労物質が溜まることによって痛みが増すためだと考えられています。
梅雨の時期は、特に寒冷前線が通過する時に「気圧」「気温」ともに大きく変化するため、ヘルニア、頭痛、腰痛など「痛み」が出やすい時期なので、身体が冷えないようにするのはもちろんのこと、摂取する水分量も少し控えるなどの工夫が必要です。
空気中の「水分量」も関係あり?!
気圧が低くなって雨が降ると「湿度」が高くなり、雨が降って「気温」が下がると、空気中にある「水分」を含むことができる水分量も減ってくるのだそうです。そのため、普通は「汗」として蒸発してくれるはずの体の中の「水分」が、外気中の「湿度」が高いために「水」の逃げ場がなくなってしまい、体に「水分」を溜め込んでしまうということでした。
「水」の逃げ場がないと...
体の中に「水分」を溜め込んでしまうと、体がむくんだり、体の中にある「水分」が膨張して、神経や血管などを内側から圧迫して、膝の痛みや頭痛などを引き起こしてしまうようです。
椎間板ヘルニアも同様で、腰の背骨と腰の背骨の間にある椎間板が、気圧の変化でその中にある「水分」が膨張して、飛び出ることで「痛み」がでるということでした。
「梅雨の時期」に気をつけることは?!
梅雨の時期は、雨が降ってジメジメとした日が多く、湿度も高くて、蒸し暑い日が多く、過ごしにくい日が多いのですが、ただ ”蒸し暑い” からといって、この時期「水分」をたくさん摂りすぎてしまうと、体がむくんだり、あちこちに「痛み」が出やすくなってしまうので注意が必要です。
湿度が高いと「腎臓」も疲れる?!
湿度が高い日は、体の「水分」も逃げにくいため、体の中にどんどんと「水分」を溜め込んでしまい、水分を濾過するための腎臓や膀胱も疲れてきて、体がだるくなりやすいので、お水の摂り方も少し意識してみるといいですね。
梅雨の時期、雨が降って「湿度」が高い日は、飲むお水の量を調整すること、また食事の面でもできるだけ ”カリウム” の多い食べ物を摂ることで、体の水分量は調節できるそうです。"カリウム" が多い食べ物には「利尿作用」があるためうまく体の中に溜まった「水分」を外に排出してくれる効果があります。
バランスとしては、ナトリウム1:カリウム2ぐらいの割合がオススメということでした。
ザクロは「カリウム」が豊富?!
意外と知られていないのですが、他の果物と比べて「ザクロ」にはたくさんの "カリウム" が含まれているだけでなく、人間にとって欠かせないミネラルをはじめ、ビタミンB1、B2、Cなども豊富に含まれています。ザクロに含まれている "カリウム” が水分代謝を助けてくれるだけでなく、水分補給にもとても効果的だと言われています。
蒸し暑いからといってお水をガブガブと飲むのではなく、お水の摂り方にも少し注意をしながら、ジメジメした梅雨の時期を快適に過ごしていきましょう。
むくみ解消には「呼吸」も大切!
『よしはら整骨院」の吉原祐樹先生のお話によると、むくみには「呼吸」も大事ということでした。
実は、腰骨と肋骨が出っ張っているところの部分が垂直になっていないと「深い呼吸」ができないのだそうです。猫背の方や肩が内側に入っていて胸が閉じている方、ストレスを抱えている方は、呼吸も浅く、呼吸をしてもきちんと酸素が肺まで届けられていないのだそうです。呼吸が浅い方は、横隔膜と股の底も平行になっていないことが多いとのことでした。
お腹の中は「宇宙空間」
もう少しわかりやすい表現でお伝えすると、お腹の部分が ”宇宙空間" だとしたら、お腹の中は ”無重力空間" になっていて、そこが伸びたり縮んだりすることで全身の水をブラックホールのように集めてくれるのだそうです。深い呼吸がきちんとできていれば、体の水分をしっかりと吸い上げ、余計な「水分」を排出してくれるため、全身のむくみもなくなり、血流やリンパの流れもよくなるとのことでした。
呼吸が浅いと、何が問題?!
呼吸は全身に酸素を送る役割をしているため、呼吸が浅いと、取り込める酸素の量が少なくなって、十分な酸素が体の隅々まで行き渡らなくなり、血流も悪化し、カラダが冷え、代謝が落ちることで、老廃物も溜まりやすくなり、結果として、「肩こり」や「冷え」などの症状が出てきてしまうようです。
「呼吸」を整えるには「骨盤ケア」も大切!
この梅雨の時期の対策としては、ヨガ、ピラティス、トレーニングなどで「骨盤」を整え、深くゆったりとした呼吸を行うことが大切だということでした。
リンパケアやマッサージなどは、表面のリンパしか流れず、骨の近くにある深い部分の "リンパ" まで流すことは難しいそうなので、内側の筋肉を使う「呼吸」をしっかりと意識して行うことが大事ということです。
骨盤が丸くなっているとき(後傾)は、呼吸も深くゆったりとしていますが、骨盤が前に傾いているとき(前傾)は、
戦闘モードになっているため、呼吸が浅くなっていることも多いので、骨盤のケアも忘れないようにしましょう。
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